コンサルタントがやっていること

みなさん、こんにちは。資金コンサルタントの細川です。今年も残すところあと3か月となりますが、いかがお過ごしでしょうか?東京も最近はだんだんと秋の気配が深まりつつあり、朝晩は肌寒く感じることも増えてきました。日中との寒暖差が大きくなっていますので、皆様も引き続き健康にはお気を付けください。

 

さて今回の話題は、我々コンサルタントがお客様の資金改善を支援する際に気を付けていることについて解説します。

 

ズバリ結論から申し上げると、①取捨選択②優先順位③簡単明瞭3つの切り口から考えることです。資金改善のためにやらなければならないこと、やってはいけないこと、管理監督することは数多くありますが、すべてを同時に進めることが困難なことも多くあります。そのような場合に3つの切り口を当てはめてみると、思考や行動方針が整理され改善効果をより発揮しやすくなります。

 

それでは早速それぞれについて見ていきましょう。

 

①取捨選択

改善のための選択肢は数多くありますが、いきなり「資金を活かす」段階から取り組んで失敗することがよくあります。「資金を活かす」とは、設備投資を行う、増員する、給与を上げるなど「お金を使う」ことです。ですので、まずは財務に負担をかけにくい資金を残す・増やす・管理するという枠組みから外れていないか、という観点からやるべきことを絞り込みます。具体的には、経費削減、値上げ、取引先情報の整備などです。当然ですが、これらの取り組みはお金が出ていかないので全ての企業で実行できるというメリットがあります。

 

②優先順位

取捨選択した上でも、まだやるべきことはたくさんあります。ここで単に「やりやすいもの」から手を付けてしまうと、思ったほど資金改善が進まない、ということになりかねません。つまり短時間で最大の効果を発揮しやすいものは何かという観点で、取り組みの優先順位を決めていく必要があります。特に中小企業にとっては、ヒト、モノ、カネなど限られた経営資源を効果的に集中させることができるメリットがあります。まずは経営者が決断・実行してしっかり効果を出していただければ、現場従業員にもよい刺激になり意識改革のきっかけとすることができます。

 

③簡単明瞭

優先すべきことをそのままお伝えすることもできますが、受け取る相手に知識や経験が不足していると理解や実行が難しくなってしまいます。ですから、手法をより平易な言葉や図表、数値に置き換えて簡単明瞭なものにし、取り組みをどんどん進めていくことを重視します。また、たとえうまくいかない場合でも問題点が見えやすくなるため、すぐに方針を修正することができるなど何事につけても改善スピードが増すのがメリットです。

 

ちなみに瞬間くんシステムは、簿記の知識や経理の経験がない経営者であっても、自社の資金増減の要因を簡単にスピーディーに追究できるように開発されたシステムです。限られた科目の大まかな残高さえ入力すれば毎月1日に前月の結果が判明するため、すぐに資金を残す・増やす対策を打つことができます。

 

いかがだったでしょうか。これら3つの切り口は、互いに補完しあうもので厳密に分けられるものではありませんが、どの会社でも十分応用できるものです。具体的に自社ではどのようなことができるのかご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

細川

 

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