鬼滅の刃に見る経済効果!
「鬼滅の刃」というアニメを皆さんご存じかと思います。
2016年から週刊少年ジャンプで連載。
2020年に大きく火がつき、テレビ、映画、さまざまな商品との展開など、一大ブームとなりました。
2021年も地上波にて「遊郭編」も放映されることが決まっており、熱狂冷めやらぬというところのようですが、
どれだけ経済の押し上げ効果があったのか皆さんご存じでしょうか?
2021年2月3日
ソニーが連結純利益が過去最高の1兆850億円の見通し(2021年3月期)を発表しました。
その理由は、プレイステーション5発売により大幅な増収を記録に加え、
音楽分野、制作・配給に関わる『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の大ヒット、
(2021年1月末までに興行収入368億円を記録)による、増収増益効果が大きかったと報じられています。
これだけでも大きな経済効果であることは分かりますが、
第一生命経済研究所の試算によると、何と経済効果は2700億円。
漫画を含む書籍販売が850億円、興行収入を柱に映画関連は500億円以上。
キャラクターグッズや企業とタイアップした商品などの販売は1300億円を上回ると見込まれるそうです(2020年12月4日)。
経済効果2700億と言われてもピンとこない方も多いと思いますが、
どれくらい大きな規模かというと、バレンタイン・ハロウィン・ホワイトデーを合わせた市場規模と同等
のようです。
これを見ると、改めてその経済効果の大きさに驚かされます。
(推計市場規模)
・バレンタイン 約1050億(2021年)
・ハロウィン: 約1155億円(2019年)
・ホワイトデー: 約490億円(2019年)
合計 2695億
※一般社団法人日本記念日協会・記念日文化研究所の調べ。
ハロウィン・ホワイトデーともに、2020年は新型コロナウィルスの影響で推計不能。
これからまだまだ続く、鬼滅ブーム。
そして経済効果、今後も楽しみです。
ちなみに東京オリンピックを誘致したときの当初予算は7000億だったとのこと。
その予算も3兆円超に膨らんでいるようです。
今日から3月を迎え、25日には聖火リレーもスタート。
開催もどんどんと近づいてきています。
鬼滅の刃に出てくるキャラクター「胡蝶しのぶ」。
「今日は月が綺麗ですね!」という言葉は有名ですが、
月を見ながら、東京オリンピックの行く末も気になっている今日この頃です。