企業YouTubeが失敗に終わってしまう理由

 

コロナをきっかけに企業としてYouTubeアカウントを作成した会社様も多いのではないのではないでしょうか。

成功したと言える結果は得られましたか?今も続けられていますか?数本の動画を投稿して終わってしまってはいませんか?

 

本ブログでは、企業YouTubeアカウントがうまくいかなくなってしまうパターンを記載します。胸に手を当てながらお読みください。

 

失敗理由① 短期的に成果が出るものと思っている

 これが一番大きいのではと考えています。続けている会社様は、何かしらの成果を感じているのではないかと思います。しかし、すぐ効果を感じられずに続けることができなかった会社様こそ、一番の失敗パターンです。自分で「失敗」の烙印を押してしまった会社様ですね。

 

 そもそもYouTubeのアルゴリズムの仕組上、チャンネルの発信内容やターゲットが認識され、対象のターゲットに拡散されるまで半年ほどの時間がかかります。そこからやっと、安定してターゲットに配信され、再生数や登録者数が伸びやすくなっていくわけです。実際に売上につながるのは1年程度かかると考えておくべきです。短期的な視点のみで運用してしまうと、モチベーションも下がってしまいます。本来得られるはずの利益にたどり着かずに辞めてしまった会社がほとんどなのではないでしょうか。

 

失敗理由② ユーザー目線の動画制作が出来ていない

 YouTubeの動画は、ユーザーに視聴してもらうことで、初めて広告媒体として効果を発揮します。そのため、ユーザーが観たいと思える動画を投稿し続けることが大切です。しかし、ユーザーのニーズを無視し、自社の伝えたいことを一方的に発信してしまう企業がほとんどです。なぜなら、企業は「自社の伝えたいこと=視聴者が求めていること」であると勘違いしているからです。

 

当然、そのようなスタンスのまま続けていても成果につながらないので、視聴者のニーズを常に追いながら制作することが求められます。

 

失敗理由③ バズることを第一に考えている

 再生数や登録者数の数字が、取り上げられがちですが企業アカウントにおいての目的は売上を伸ばしたり、採用を強化することのはずです。極端なことを言えば、100回しか再生されなくても問い合わせや成約につながっていればOKなはずです。

再生数を追いかけてしまうと、チャンネル全体のターゲットがブレてしまう可能性が高まります。YouTubeのアルゴリズムはチャンネル全体の視聴者の傾向を基に、動画を勧めるユーザーを判断しています。再生回数を追いかけた結果、ターゲットが明確にならず逆に動画の露出が減ってしまう可能性があるのです。

 

失敗理由④ PRが前面に出てしまう

 定期的に動画を投稿していても、一向にチャンネルが伸びる気配がない企業のYouTubeチャンネルは、PRを全面に出した運用をしていることが非常に多いです。企業におけるYouTubeチャンネルの目的は売上増加であるため、PR自体は悪いことではありません。

矛盾を感じるかもしれませんが、商品のPRを受けることを視聴者は嫌う傾向が強く、PR感が全面に出てしまうと、視聴者はその時点で離脱します。YouTubeのアルゴリズムは、動画の平均再生率(視聴維持率)を重要な指標の1つとしているため、視聴者の離脱が早いと、チャンネル全体の伸びが悪くなってしまうのです。

 

 YouTubeでは、視聴者に有益な情報を与える中で、視聴者から「この企業の製品・サービスを購入したい」と思わせるファン作りを行うべきなのです。

 

 

いかがでしたでしょうか。

もしかしたら、当てはまるものがあった会社様もあったかもしれません。

しかし、決して悲観する必要はありません。今見直して、改めて継続することをお勧めします。

多くの企業がコロナを機にYouTubeアカウントを作成しましたが、今も続けている会社は多くありません。継続するだけで数少ない企業の仲間入りです!!

「失敗」と区切ってしまったところが本当の失敗です。諦めたらそこで試合終了です!

神戸

プロフィール