ゾンビ企業2年連続で増加
皆様、ゾンビ企業という言葉をご存知でしょうか。
2022年11月時点で推定される全国のゾンビ企業は、約18.8万社に達しています。
これからコロナ融資の返済が始まる中で、返済能力の無い企業はどうすればよいか、
参考になればと思います。
□ゾンビ企業とは?
ゾンビ企業とは国際決済銀行が定義した、3年以上にわたって「インタレスト・カバレッジ・レシオ(利払い負担に対する利益の比率)」(以下ICR)が1未満にある企業を指します。
ICRは会社の借入金の利息の支払い能力を測るための指標で、1未満とは利益より利払いのほうが大きく、借金の支払い能力が乏しいことになります。
※帝国データバンクより
□業種別の割合
ゾンビ企業と推定される18.8万社を業種別にみると、最も多かった業種は「建設業」(約6万2600社、構成比 33.3%)、次いで「製造業」(約3万9600社、同21.1%)、「卸売業」(約3万4400社、同18.3%)です。
※帝国データバンクより
□売上高別の割合
売上規模別では、最多だったのは「売上高1~5億円未満」(約8万3500社、構成比44.4%)で、売上高5億円未満の中小・零細企業合わせて約12万8200社となり、全体の7割近くを占めています。
□最後に
今回アンケートの対象となっているゾンビ企業の内、約76%はコロナ融資を借りていると回答しています。
当然ながら借入したお金は契約通り返済していかなければなりません。
返済資金を確保するために売上を上げようと考えている場合は、ちょっと待ってください。
もしかしたら売上を上げる行為が資金を減らす原因になるかもしれません。
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