二刀流の育て方

 

二刀流と言えば、MLBで大活躍している

大谷翔平選手の顔が浮かぶのではないでしょうか。

 

ピッチャーとしてマウンドに立てば、

160km/hを超えるボールを投げ勝利を積み重ねる。

バッターとしてボックスに立てば、

ホームランを量産し人々を熱狂させる。

 

その姿は「野球の神様“ベーブ・ルース”の再来」と

注目を集めています。

 

漫画の主人公のような活躍に胸が熱くなり、

多くの人々が彼に魅了されていることでしょう。

 

しかし当初は、多くのファンや野球解説者が

「二刀流なんて不可能だ。」

「早い段階でどちらかに絞るべきだ。」と

話していたことを思い出します。

 

私は、多くの企業でも同じことが起きていると思います。

 

最初から一つの仕事しかできないと決めつけたり、

立場を理由に一つの役割しか与えない。

 

例えば、

 ・営業社員は、事務作業ができない。

 ・薬剤師は、接客をしなくてもいい。

 ・建設現場の職人は、営業ができなくてもいい。

 ・新人は、ベテランは……を理由に挑戦させない。

 

このように可能性を潰していないでしょうか。

 

さて、2021年4月から中小企業に適用された

同一労働・同一賃金への対応に追われている

経営者の方も多いでしょう。

 

さらに、10月からは最低賃金が順次引き上げられ、

現状を維持するだけでも、大変な労力を費やすことになります。

 

実は、このような時こそ、

二刀流人財を育てるチャンスです。

 

「できない・やらなくていい・やらせない」といった固定観念は捨て、

社員の多能工化を促しましょう。

 

かつてない困難からは、かつてない革新が生まれ、

かつてない革新からは、かつてない飛躍が生まれます。

 

戸田

プロフィール

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