メタバースの可能性

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NBC資金を増やすコンサルティング株式会社の杉浦です。

 

今回は、メタバースついてご紹介いたします。

 

 Facebook から Meta へ

昨年10月、マーク・ザッカーバーグが、「Facebook」という社名を「Meta」に変更すると発表しました。この発表と同時に、メタバース(Meta verse)に今後投資していくという方針が発表され、既に買収していたOculus社の「Oculus Quest」を「Meta Quest」に変更されるなど、様々な施策が進んでいます。

メタバースに参入していく会社が今後も増えていくと推測されます。今回はメタバースとは何か、発展するのか、現状の企業の参入状況について考察していきます。

 

 メタバースとは

メタバース(Meta Verse)とは、「インターネット上の仮想現実空間を利用し、ユーザー同士のコミュニケーションや現実さながらのライフスタイルを送ることができる世界です。古代ギリシャ語の「meta(超越)」に、英語の「universe(世界)」という言葉をかけ合わせて生まれました。」出典:一般社団法人Metaverse Japan 2022

上記のように定義されています。この定義に最も近いゲームがあります。

 

 Second Life

Second Life2003年にリリースされたゲームです。非常に自由度が高く、ゲーム内のコミュニケーションやオブジェクトの作成、オブジェクトの売買等が可能になっており、またゲーム内通貨をリアル通貨に換金することが可能です。現代のメタバースに近いということで再び注目が集まっています。

では、何故Second Lifeが広がらなかったのか、一つの要因として、PCの要求スペックが高いことや操作方法が難しいことにより新規ユーザーが獲得出来なかったことが挙げられます。今でこそスマートフォンを利用することが当たり前になっていますが、当時はカメラ付き携帯が発売されたころでした。

 

 メタバースの主要デバイス


Second Lifeを踏まえて今後メタバースが発展していくには、ユーザー数が多く、使いやすいデバイスであることが重要です。現代の中で最も利用者の多いデバイスは、スマートフォンでしょう。ただそんな中でメタバースが推奨しているのはVRゴーグルになります。現在VRゴーグルはスマートフォン以上に普及しているとは言えません。VRゴーグルの普及率、使いやすさを高めなければSecond Lifeと同じのように衰退していくことが考えられます。

では、現在企業はどういった形でメタバースに参入しようとしているのでしょうか。

 

 

 メタバース進出企業

「株式会社三越伊勢丹ホールディングス」は、スマートフォン向け仮想都市空間サービス「REV
WORLDS
」仮想伊勢丹新宿店を運用しています。これはスマートフォンの中の仮想伊勢丹新宿店をアバターとしてショッピングできるサービスです。商品を見ながらオンライン決済に繋がる仕組みとなっています。

また「株式会社ビームス」は、バーチャルマーケットにてVR向けバーチャルショップを出店しました。そこでは実際のショップスタッフがアバターを操作し、店内をご案内するサービスを実施しました。

最後にThe SandboxというNFTゲームに多数の会社が参入しています。例えば、ファッションブランドの「GUCCI(グッチ)」、スポーツメーカーの「adidas」、音楽会社の「ワーナーミュージック・グループ」等、名立たる大企業が参入しています。

 

 最後に

大企業も参入するメタバースですが、今後の可能性は未知数です。特に本文中でも取り上げた新規ユーザーが入り易いデバイスは重要になります。そのことを考慮しつつ、是非会社にて取り組むことができるメタバースを考えてみるのはいかがでしょうか。

以上、メタバースの状況や今後の可能性について、少しでも皆さんの認知が深まっていれば幸いです。