新時代 メタモルフォーゼ経営
先日テレビを見ていると昭和文化を令和(Z)世代に伝える番組が放送されていました。
個人的には昭和の最終期に生まれた世代なので、昭和文化を「懐かしい」と思いながら番組を見ていました。
その番組の中でとても印象に残った昭和文化を紹介します。
それは、「睡眠学習枕」という、寝ながら勉強できる画期的な家電があったのですが、使い方がとてもユニークで「そりゃあ、覚えるわっ!」と思わず突っ込んでしまいました。
何でも、その使い方というのが…
1、 覚えたい単語や歴史年表を紙に記入する
2、 記入した単語や歴史年表をカセットテープに自分で吹き込む
3、 カセットテープをタイマー機能が備わった睡眠学習枕にセットして、寝る‼‼‼
4、 エンドレスに枕から自分の吹き込んだ音声が流れる
いや、1と2の時点でインプットとアウトプットをするから簡単な単語であれば覚えるだろ!
と何ともツッコミどころ満載な家電なのですが、当時の広告には…
「クラブと両立できるようになった」
「クラスのライバルも、もう怖くない」
「英語のテストが60点から98点へ」
「40万人が使っている。君にできないはずがない」
と随分と強気なメッセージが書かれていたそうです。
本当に効果があるかは使ったことがないので何とも言えませんが、それが受け入れられる昭和という時代が高度成長の熱を帯びたエネルギーを感じさせますね。
ただ、時間の経過とともに、自分たちが当たり前だと思っている事が、どんどん変化し、常識ではなくなるというのは受入れる側は苦労が多いです。
昭和に許されていたことが、許されなくなり。
平成で当たり前だったことが、当たり前ではなくなり。
令和の文化にはついていけなくなる。
何とも切ないですね。
最近、某アニメ映画の曲中でも「新時代」という曲が流れ、「メタモルフォーゼしようぜ」と歌っていますが、新しい時代に対応するためには変化(メタモルフォーゼ)しないといけません。
しかし、経営コンサルタントとして、たくさんの企業に出会うと「時代が止っているな」と感じる会社もあります。
例えば
・アナログ最高~!未だにパソコンやIT関係に疎い
・ビジネスモデルが20年前から一切変わっていない
・税理士は創業時からのお付き合い。先生の年齢は70~80歳
・社長は現場中心、数字は経理や税理士任せ
・パワハラ、セクハラは無関心
・社長がトップダウンでリーダーシップ など
このままでは不味いと焦り、若返りを図ろうと、20~30代を向か入れるも社風に合わず、すぐに辞めてしまう。そんな事を繰り返し、今では採用にお金を掛けても応募すら来ない。
皆さん、自社はメタモルフォーゼできていますか?
常に変化することが、新時代を乗り越える術であることは間違いありません。
ぜひ、大胆にメタモルフォーゼしましょう。
変化へ挑戦しない経営者に新時代は訪れません。
変化へ挑戦したい方は、NBCへご相談ください。