従業員の当事者意識を醸成するたった一つのこと

みなさんこんにちは。資金コンサルタントの細川です。

10月に入り、だんだんと秋の気配が近づく今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

本日は、経営者によくご相談いただく「従業員の当事者意識を高める方法」についてお話したいと思います。

 

経営者の悩み

「従業員が主体的に考えない」「自社には指示待ち人間しかいない」「幹部は何事も他責で文句ばかり言う」…。このような悩みを抱えている経営者の方は多くいらっしゃいます。

 

このような状況に対する施策としてよく言われることは、

 

・まずは相手の言い分を傾聴する

・仕事や業務命令の理由や目的を丁寧に説明する

・相互理解のための話し合いをしっかり行う

1度だけでなく根気よく何度も繰り返し伝える

・まずは短期間で成果を上げられることをさせて認めてあげる

 

など、があります。

 

もちろんこれらの方法も有効ですので是非実施していただきたいのですが、「何を」「どのように」「どのような手順で」「どのような言葉を使って」実施していくか、ある程度事前の準備や練習が必要で、不慣れな方にとっては言うほど易しくない面があります。また「コーチング」「ティーチング」などでスキルを鍛える手法もありますが、定着には時間がかかります。もちろん、いつも同じ方法でうまくいくとは限らず、相手によって柔軟にやり方を変えていくという器用さも求められるため、「理屈は分かるけどすぐには取り入れられないのでは…」と躊躇してしまうのも無理はありません。

 

ではもっと簡単に「当事者意識を高める」方法なないのでしょうか。

 

自分事にするために

そこで我々がおすすめする、誰にでもすぐにできる方法は、「掃除をする」です。

 

「何だ、当り前のことじゃないか…」と思われるかもしれませんが、経営者本人がそのような基本的なことが徹底できていないため、従業員の当事者意識も低い、というパターンは意外と多いものです。実際、ご相談いただいた会社の現場を拝見すると、不良在庫が山積みになっている、業務用車両が薄汚れている、トイレのスリッパがバラバラ…などということは珍しくありません。「もし会社の資産が自分のものだったら、そのようなぞんざいな扱いをするのでしょうか?」…このような問いかけに、ハッとされる社長も実に多いのです。つまり、経営者自身ができていない「当り前」を従業員に求めること自体に、そもそも無理があるのです。

 

ですから、我々から見ると「やったつもり」になっていて不足している部分を指摘し、まずは掃除から徹底してやりましょう、と社長にアドバイスするのです。

 

まずは経営者の率先垂範

従業員にとっても掃除でしたら特別なスキルは不要ですし、「みんなで毎朝5分やる」などのルールを設け経営者が率先垂範して取り組めば、とりあえずは巻き込むことができます。取り組み始めはそれほど意識が高くないかもしれませんが、継続して「やって当たり前」の習慣としていくこと、互いに状態をチェックして指摘しあうことを繰り返していくことで、徐々に意識を高めていくことができます。つまり、先に行動をある程度強制することで後々の意識改革を図っていくことに、「掃除をする」狙いがあるのです(「形から入る」とも言いますね)。

 

そして「掃除を徹底する」ことが当たり前になってきたらしめたもの。次は会社の「ヒト(=あなたの家族だったらどう対応するか)」や「カネ(=あなたのお金だったらどうするのか)」にも、当事者意識を広げていきやすくなります。もちろん、当事者意識が高まれば、経営者の考え方に近づいてきますから、俄然経営もしやすくなります。特に「瞬間くん」は、「自己資金」という形で会社のお金に対する考えを深めるのに最適なソフトですので、経営者以外の従業員でも活用していただけます。

 

 

いかがだったでしょうか。まずは会社の「モノ」を自分の「モノ」と同じように扱わせることから、当事者意識(=自分事)を醸成させていきましょう。もしご自身の会社で心当たりがあれば、まずはすぐにできることから経営者本人が実践していってください。

 

 

以上、細川でした。

 

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