DX成功のための鉄の掟7カ条

こんにちは。

DX推進コンサルタントの望月です。

 

 

周囲はすっかり冬支度を始め、寒さが身に染みるこの頃、

皆様におかれましては、ご体調崩されておりませんでしょうか?

 

本日は、私がDXIT化のご支援を進めた経験に基づいた、

中堅・中小企業におけるDX成功のための鉄の掟7カ条を、

特別に公開いたします。

 

□鉄の掟7箇条

 

 

1.まず、社長から始める!

 

DXは「改革」です。

 自社業務や取引先との関係、ビジネスの在り方まで変革するため、

 社内に混乱が起きることは必至です。

 

 そのような混乱期のスタートアップには、強力なトップダウンが必要です。

 したがって、社長が改革へのポジティブな姿勢を示すこと、これが最初の一歩です。

 

2.失敗を容認する!

 

DXには「答え」がありません。

 新しいことへの挑戦することは往々にして暗中模索になります。

 

失敗の原因を探ることは必要ですが、

「失敗を詰めること」を行ってはいけません。

トライ&エラーを容認し、

組織全体が挑戦する意欲を持ち続けられるよう、働きかけを行ってみてください。

 

 

3.目標と期限を定める!

 

トライ&エラーを容認し過ぎると、今度は成果に対してコミットする力が弱くなります。

 その場合は、「いつまで」「何を」を定義して、目標設定を明確に行ってみてください。

 

 期限を立て目標を定めると、目標と現実の差が生まれ、

 その差を解決するための打ち手を考えられるようになります。

 

4.DX特命担当を任命する!

 

社長の右腕となるDX担当を任命します。

改革は往々にして泥臭く、途中細々とした業務も発生してしまうため、社長の手に余してしまうことがあります。

 

また社長の思いが改革に乗りすぎると、現場の意見が取り入れられず

「絵に描いた餅」状態になりがちです。

現場目線、マネージャーの目線、両方の観点を持っている人材が最適です。

なお、任命する際は、「組織影響力>ITの知識」で判断してください。

 

 

5.改革を残業代で賄わない!

 

業務時間外に、改革を実施すると大抵の場合は失敗します。

 業務効率化、従業員満足度向上を謳っているのにも関わらず、

 改革プロジェクト自体がそれに反してしまっているためです。

 

 更に、業務時間外の改革は「片手間」になりがちです。

 本気で取り組むなら、DX担当者の業務調整を行い、営業時間内に行うことが必要です。

 

6.小さく始めて大きく広げる!

 

いきなり改革を全社一斉にスタートすると、

必ずと言っていいほど抵抗勢力が発生します。

抵抗勢力は、下手すると改革自体を頓挫させてしまう力を持っています。

 

抵抗勢力に対しては、

成功していることを「成果」や「実績」で示すことが重要です。

 

したがって、比較的導入しやすい小さなチーム単位で改革を進め

スモールスタートから徐々に組織を広げていくと、抵抗勢力が発生しにくいです。

 

おすすめは「課」レベルでの導入です。

 

 

7.変わることを受け入れる!

 

改革は変化の連続です。

 

「あのやり方がよかった」「新しいやり方は受け入れられない」「めんどくさい」といった

過去に固執するやり方は、変革の障害になります。

 

そのようなネガティブな声に対しては、

では「なぜ」あのやり方がよかったのか?

「なぜ」新しいやり方は受け入れられないのか?

その問いを行い、原因に対する解決を考えることで、

ネガティブな不満から、ポジティブな改善案に変えていきます。

 

そうした変換を行うと、変わることを受け入れる風土が少しずつ育っていきます。

 

 

以上、鉄の掟7箇条をご紹介しました。

是非、ご自身の会社の状況と照らし合わせ、この7箇条を活かして頂ければと思います。

 

望月