資金改善に取り組む順番は?

 

皆さんこんにちは。資金コンサルの細川です。東京は桜もすっかり散り、新緑が日々濃くなりつつある今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

今月から新生活が始まり、心機一転、新たなことに取り組んでいこうと気分が高まっている方も多いと思います。一方でやりたいこと、やるべきことが多く、いったいどこから手を付けていけば資金を増やしていけるのか、結論が出ていない方もいらっしゃると思います。

 

そこで本日は、資金改善に取り組むべき順番とその効果についてまとめてみました。

 

 

緊急度と重要度のマトリックス

まず、何か物事に取り組む際によく使われるフレームワークが、「緊急度と重要度のマトリックス」です。これは緊急度と重要度の2つの要素に基づき、時間的な優先順位と結果が及ぼす影響の大きさを勘案し、タスクをあてはめ管理する手法です。

 

 

そして一般的には、緊急度は低いが重要度が高いDのタスクを重視し、時間やエネルギーを積極的に投下することで結果的にAのタスクを減らし、将来の価値を生み出すとされています。

 

例えば、普段の仕事を当てはめると、次のように言い換えることができます。

 

緊急度高・重要度高:やらなければならない「義務」 …お客様への商品サービス提供など

緊急度高・重要度低:やって当たり前の「日常業務」 …毎日提出する業務報告など

緊急度低・重要度高:自分や組織の「成長」        …営業戦略の構築など

緊急度低・重要度低:なるべく避けるべき「無駄    …しまい込んだ書類を探すことなど

 

 

 

タスクと資金の動き

それでは、これらのタスクを資金の動きに当てはめた場合、どのような効果が期待できるでしょうか。

 

義務:付加価値を日々生み出すことですから、資金は増加します。

日常業務:実施してもそれ自体が資金の増減には直接影響を及ぼしません

成長:将来資金を生み出すための先行投資となりますので、一時的に資金は減少します。

無駄:余計な時間やエネルギーが割かれるので常に資金は減少します。

 

ここで注意しなければならないのは、「成長」の部分になります。確かに一時的には資金を減少させるタスクですが、それだけに注目し執着していると、自分や組織としての将来の可能性の芽を摘んでしまうことになりかねないからです。ですから、一見「無駄」とも思えることにあえて「挑戦」し、成長を軌道に乗せたら「習慣化」することで資金を増やしていきます。

また、「義務」であるタスクは、「体質化」していくことでやって当たり前の日常業務となりますが、事業環境の変化などにより徐々に資金を生み出しにくくなることもありますので、「省力化」し自らは実施しない手法も検討すべきです。

 

 

 

いかがだったでしょうか。確かに資金を無駄遣いせず節約し、効率的に稼ぐことも大切ですが、長期的視点に立てば、「資金を活かす」段階も見据え、普段から計画的に資金を管理し、残し、増やすことも同時に進めていきましょう。

 

以上、細川でした。