経営者のための🏀男子バスケ日本代表🏀から学ぶ 勝てる組織の作り方

 

 

 

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

NBC資金を増やすコンサルティング株式会社 戸田 です。

 

今年の夏は非常に暑い日が多く、何度「暑~~~い」と言ってきたことでしょう。

まだまだ残暑が続きますので、皆様、体調管理に気を付けて夏を乗り切ってくださいね。

 

さて最近、暑い夏に負けないぐらい、胸が熱くなった話題と言えば「男子バスケットボール ワールドカップ」ではないでしょうか。

 

48年ぶりに自力でパリ五輪の切符を掴んだ日本代表   

初戦はドイツに負けを喫しましたが、次の試合では格上フィンランドに奇跡の逆転勝利を遂げ、日本の底力を示してくれました。

 

その後、第3戦でオーストラリアに負けてしまいますが、第4戦の格上ベネズエラに勝利し、最後のカーボベルデ戦は序盤から圧倒的な力を見せつけ、第3クオーター終了時点で18点差を付け、試合を圧倒しました。しかし、このまま勝利するかと思いきや、第4クオーターで猛攻に遭い、ラスト1分まで試合展開が分からない熱戦を繰り広げられました。

最後は、選手と会場が一体となり 「輸攻墨守」※1 の戦いを繰り広げました。

 

1 攻める方も守る方も、智恵を尽くし、万策をもって戦うこと。

 

勝利を掴んだ瞬間は、本当に感動しました‼‼‼‼‼‼‼

男子バスケットボール日本代表チームの皆様、本当にありがとうございました!

 

世界で勝てないチームを勝たせる方法とは        

すでにメディアでトム・ホーバス監督について語られてきていますが、改めて、解説すると…実は元NBA選手で、現役時代のポジションはスモールフォワードだったようです。

 

20171月よりバスケットボール女子日本代表のヘッドコーチを務め、2020東京オリンピックでチームを銀メダルに導き、その後20219月よりバスケットボール男子日本代表のヘッドコーチを務めています。

 

女子バスケ代表と男子バスケ代表を指揮するというのは本当に凄いですよね‼‼‼

 

両チームともに多大な結果を残されたトム・ホーバス監督ですが、女子バスケ代表を指揮する時と、男子バスケ代表を指揮する時に大きな違いがあったそうです。

 

それは女子バスケ代表には「厳しく叱り」ハングリーさを引き出し鼓舞し、男子バスケ代表には「自信を持たせる」ことへ注力し、勝負時に怯まない精神を植え付けたそうです。

 

確かに実力があっても48年間も自力で五輪に出場しておらず、身長の高い海外勢に押されてしまうと、いざと言う時に「日本だから仕方がない」と、あと一歩踏み出せずに勝利を掴み切れないのかもしれませんね。

 

そのような精神的な弱さ(負け体質)を振り払うように、彼らに「自信を持たせる」ことを指導されたのであれば、まさに的確な指導だったことが今回の結果からも明らかではないでしょうか。

 

上記のことから私たちの仕事にも通じる部分があるかもしれませんね。

 

自己肯定感を高め、自信を持たせる           

経営者(上司)が部下の自己肯定感を高めるために以下のようなポイントがあります。

 

    相手(部下)のことを正しく理解する

    相手(部下)の良いところや成功した経験を認める

    相手(部下)のやりたい事や興味のある事に挑戦させる

    相手(部下)が周りから肯定されたり、支援が受けられる環境を作る

    相手(部下)の心理的なサポートを行う

    相手(部下)が変化できなくても受け入れる

    相手(部下)の体調管理を気に掛ける

 

上記は一部の心構えですが、基本となる考え方は相手を理解するという姿勢にあると思います。

その大原則は「傾聴する」「信頼する」「寄り添う」「認める」という姿勢です。

 

特に経営者にとって、傾聴するというのは重要かつ難易度が高い項目になります。

 

なぜならば、経営者(上司)というのは指示や指導する側に立つことが基本となりますので、相手(部下)の言葉に耳を傾けるというのは意図して行わないとできなくなります。

 

皆さんはどれぐらい部下の言葉に耳を傾けていますか?

 

自己肯定感が高ければ、周りを受け入れられる      

そもそも、なぜ自己肯定感を高くする必要があるのかというと、自己肯定感が高ければ、個人の力を十分に発揮することに繋がるからです。そして、それは周りに伝染し、良い組織やチーム作りに直結するからです。

 

自己肯定感の低い方の特徴として、以下の傾向があります。

 

    他人と比較しネガティブな思考や発想になる

    過去の経験から失敗を恐れ、挑戦しない。

    承認欲求が強く、周りとの協調性を欠く。

 

つまり、自己肯定感が低い組織やチームであれば、常に失敗を恐れ、ネガティブな行動や思考が多く、個人主義になってしまうという事です。

 

一方、自己肯定感が高ければ、常に主体性に持ち、良い影響を組織やチームに齎してくれます。

 

もし、あなたが経営者やリーダー、監督であれば、どちらを自分の組織やチームの一員に迎え入れたいかは聞くまでもありませんね。

 

そして、そのような優秀な人材は、歩いて勝手にやってくる訳ではありません。

如何に経営者(上司)がそのような風土を醸成できるかが重要なのではないでしょうか。

 

私の会社の社員は…                   

私は指導の現場で経営者の方から「うちの社員は、正直、勉強ができない。やる気のない社員ばかり。零細企業の社員なんて、所詮大したレベルの人がいない」という言葉です。

 

大げさに聞こえるかもしれませんが、脚色ではなく、本当によく耳にする言葉です。

そして、そのような会社は総じて、業績は悪く、社風も悪いです。

 

経営者自らが、自分の組織(チーム)のことをそのように評価していれば、日頃の接し方も自己肯定感を下げるような接し方になるでしょうし、社風を変えるべく新しいメンバーを入れても、濁った水に綺麗な水を入れるようなもので、いくら綺麗な水を入れても、そう簡単には濁りは消えないのです。

 

ぜひ、経営者の皆様!

トム・ホーバス監督のように勝てないチームでも諦めず、負け癖を振り払うような熱い指導で自社を改革していただければと思います。

 

 

 

戸田