円安・円高とは?私たちの生活に与える影響とは

こんにちは、NBCの山川です。最近、物価が上昇し、私が好きなフルーツがかなり高くなっており、少し悲しい気持ちになっています。

さて、皆さんは為替についてどれほどご存じでしょうか?ちなみに本日(103日)の米ドルレート1ドル=146.7円です。

「ここ日本だから、為替なんてあまり関係ないんじゃないの?」
「海外旅行に行くときだけ気にすればいいのでは?」

このように感じている方もいるかもしれませんね。実は、為替レートは私たちの生活にも密接に関わっているのです。この記事では、円安・円高が私たちの生活にどのような影響を与えるのかを解説していきます。

為替が私たちの生活に影響する理由

為替レートの変動は、特に輸入コストに大きな影響を与えます。例えば、企業が原材料を輸入する際、円安になると仕入れコストが増加します。現在、ロシアによるウクライナ侵攻や、原油エネルギー穀物といった原材料の価格高騰も相まって、輸入コストがさらに上昇しています。これにより企業の利益が圧迫され、最終的には消費者である私たちの家計にまで影響が及びます。

ですので、為替レートは海外旅行だけでなく、日常生活にも影響を与える大切な要素です。

円安・円高の仕組み

為替レートは、通貨の需要と供給によって決まります。欲しいと思う人が多いほど、つまり需要が増えれば通貨の価値は上がり(円高)、逆に欲しい人が減れば通貨の価値は下がります(円安)。円の需要が高まると円高、需要が減ると円安になるのです。

円安や円高を引き起こす要因には、金利物価貿易収支などが挙げられます。

円安と円高のメリット・デメリット

円安のデメリット

円安になると、輸入品が割高になります。例えば、100ドルの商品を購入する場合、1ドル=100円の時は1万円ですが、1ドル=120円になると1.2万円を支払わなければなりません。特に、輸入企業原材料を輸入に依存している企業にとっては大きな負担です。この負担が消費者に転嫁されることも多く、物価の上昇につながります。

円高のデメリット

逆に円高になると、特に輸出企業が不利になります。例えば、日本企業が100万円の商品を輸出する場合、1ドル=100円なら1万ドルで済むところ、1ドル=80円になると12,500ドルが必要になり、輸出先の企業にとって割高となります。その結果、海外の顧客は日本製品ではなく、他国製品を選ぶ可能性が高くなります。また、外貨を円に換える際にも不利になるため、輸出企業の利益が減少します。

最後に

為替は、私たちの日常生活に意外な形で影響を与えています。「関係ない」と思っていることでも、実際には家計や物価に深く関わっているのです。ぜひ、この機会に為替について少し調べてみてはいかがでしょうか。

 

山川