福澤諭吉から学ぶ経営
新年あけましておめでとうございます。
NBC資金を増やすコンサルティングの大竹です。
新紙幣発行と旧紙幣の思い出
昨年7月3日に新紙幣が発行され、旧紙幣の使用頻度が減ってきました。特に旧一万円札の顔としてお馴染みの福澤諭吉さんには、日本の近代化に大きな影響を与えた人物としての印象が強いですね。今回は、彼の提唱する「独立自尊の精神」について深掘りしていきます。この精神は、「自分で考え、自分で行動し、他人に頼らないこと」を意味し、現代にも通じる教訓がたくさんあります。
常識を疑うことの重要性
福澤諭吉さんの著書「ひびのおしえ」には、意外な視点で常識を疑うエピソードが書かれています。それは、日本人に馴染みの深い「桃太郎」の物語についての考察です。
「桃太郎が鬼が島へ宝をとりにゆくのは、けしからん話である。宝は鬼にとって大事にしまっておいたものである。それをわけもなくうばうというのは、盗人のやることである。」
福澤諭吉さんは、桃太郎の物語が「勇気」を称賛する一方で、「他者の財産を奪う行為」を問題視しています。このように、固定観念を疑う視点が未来を切り拓く力を持つのです。
常識を疑った偉人たちの例
歴史を振り返れば、「常識を疑った人々」が未来を切り拓いてきた例は数多くあります。例えば、ガリレオ・ガリレイは、地動説を主張し、天動説が主流だった時代に新しい科学的視点を提示しました。ビジネス界では、トヨタ自動車の「カイゼン(改善)」が、柔軟で効率的な生産方式を生み出し、世界的な成功を収めています。
これらの事例は、「常識を疑う」ことが新しい価値を生み出す鍵であることを示しています。
上機嫌は社会的なマナー
福澤諭吉さんは、「大人の学問のすすめ」において「上機嫌」の重要性について語っています。彼の言葉をビジネスに置き換えると、「上機嫌でいること」が職場や日常生活においてどれほど影響力を持つかが分かります。
上機嫌がもたらすポジティブな効果
明るい挨拶や笑顔は、人間関係を円滑にし、職場の生産性を向上させる効果があります。例えば、朝出勤した際に同僚から「おはようございます!」と明るい挨拶を受けると、一日の始まりが気持ちよく感じられるものです。一方で、不機嫌な態度は周囲に不安を与え、雰囲気を悪化させます。
リーダーや経営者が常に上機嫌でいることで、組織全体のモチベーションを向上させることができるのです。このような姿勢は、福澤諭吉さんの「独立自尊」の精神にもつながります。
福澤諭吉さんの思想を学ぶ方法
今回の記事では、福澤諭吉さんの思想の一部に触れました。さらに深く学びたい方は、以下の動画で詳しく解説されていますので、ぜひご覧ください。