考える社員の育て方

 

私は多くの社長に出会い、様々な相談や想いに触れてきました。

その中で、よく耳にするのは「うちの社員は考える力がない。いつも指示待ちで、言われた事しかできない」という嘆きです。

 

実際に社員の方にお会いすると、主体的な意見はなく、自ら、事を興そうという気持ちがない方が多いです。目や表情に活力はなく、30代や40代の方でも、ベテラン風を吹かせ、前に出るでもなく、後ろに下がるでもない、現状維持という言葉が似あう働き方をしています。

 

そんな方をみると「もったいないな」とつくづく感じてしまいます。

 

多くの社長が望む社員像は考える力があり、自ら問題解決に取り組み、主体性のある社員や幹部なのではないでしょうか。

 

では、なぜ望んでいるはずの「考える社員」がいないのでしょうか。

以下の質問に3つ以上当てはまれば、皆さんの会社では考える社員が育ちません。

チェックポイント

1、会議で発言しない社員がいる

2、会議では、社長や幹部の報告に終始してしまう

3、会議がお通夜のようだ。

4、社内委員会制度がない

5、社員教育や研修の機会が年3回以下。

6、数字やお金、社会制度の教育をしていない。

7、幹部、ベテランがカラダを張って仕事していない。

8、社員の月間スケジュールに空白がある。(埋まらない)

9、社長は教育や指導に関わっていない。

10、社長の理念や考えを伝える場がない


 

以上の10項目です。

 

皆さん、いくつ当てはまりましたか?

 

考える社員がいないのではなく、考える社員を育てていない、受け入れる風土がないから、冒頭のような嘆きが生まれているのです。

 

特に「会議で発言しない社員がいる」にチェックが付いた会社は要注意です。

発言しない社員が悪いのではなく、それを注意・指導する文化がない事が最大の問題です。

 

なぜ、会議で発言しないのか、その根本の原因を明らかにしなければなりません。

会議に臨むにあたって、事前に意見をまとめさせたり、何かを報告させたりと機会を作っていない経営者に問題があるのです。

 

いまだからこそ、コロナという先行きの見えない経営状況を乗り越えるために、社長一人で考えるのではなく、社員一人ひとりに考える力を身に付けさせて、共に戦う仲間にしなければなりません。

 

今回のブログを読んで「ハッ」とした方は、自社の社員の考える力について見直してみてください。

 

戸田

プロフィール

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