税務のプロ=経営のプロではない【税理士】

税務のプロ=経営のプロではない。

当社が創業した35年前と税理士の存在や役割は、残念ながらいまもそれほど大きな変化はありません。
本来、税理士は税務領域のみのパートナーとして期待されているわけではなく、社長の経営のパートナーとしても存在しているはずです。
多くの税理士は本来の役割を理解していながら、変化を嫌い、定型的業務を制度・法規通りに税務面を堅実に遂行しかしていないのです。

こうした状況は、税理士業界が「独占業務」という守られた業界にいることが、原因の1つだと考えています。
皆さんの業界がそうであるように、同業者との競争だけではなく、異業種との競争を行っているはずです。
常に競争にさらされ、進化や変化を遂げているはずです。

税理士業界は、異業種が入ってこられない環境(独占業務)が成長を止め、お客様本位とはいえない業界になってしまっているのです。
同時に社長が、会計事務所に経営アドバイスまで期待しておらず、経営アドバイスを行っている事務所があることさえ知らない場合もあります。
お客様の会計事務所に対する「求めない姿勢」もまた、会計事務所にあぐらをかかせる一因となっているとも言えるのではないでしょうか。

私は、会計事務所はどこも一緒ではない。
皆さんが求めている、期待しているサービスを、税理士に伝えてください。
そして、その要求が叶わないのであれば、応えてくれる事務所を選んでください。
とお伝えしています。

昔からのお付き合いだから・・・。
たかだか月数万円だから・・。
と思わずに、社長が求めている期待に応えられるアドバイザーかどうかいま一度考え、
自らのパートナーを自らが選ぶことこそが、大切です。

コロナ禍という、厳しい時代、そしてこの先の不透明な時代に打ち勝つ会社づくりの中に、
自分の片腕ともいえる外部のパートナーを持つことはとても大切です。

いまのサービス、いまの事務所を当たり前とせずに、本当にそれでいいのかという眼で
税理士を選んで欲しいと思います。

 

 

野呂 泰史

プロフィール

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