「あなたの指示は的確ですか?」
みなさん、こんにちは。
NBCの釜田です。
今回のブログは、私がご支援の中で感じていることを書きます。
最近の上司と部下や同僚同士など、社内のコミュニケーションは、
ご存知の通り、メール、LINEなどのSNS、クラウドなど多様化しています。
特にコロナ禍によりリモート化が推奨され、さらにコミュニケーションが難しくさせています。
直接話せれば、どれほどいいだろうと感じることもありますね。
アラフォーの私は、仕事は上司の背中を見て覚えろ、と言われていた世代ですので、
上司との少ないコミュニケーションや言葉から自分なりに精一杯解釈し、
意図の真意を考えていたと思います。
しかし、現代は特に学ぶことは「インプット」である、と
日本人は本来受け身で学生時代を過ごしていますので、自ら考え、行動をする、
という当たり前ではと思うことも難しくなりつつあると感じます。
特に会社を創業された社長にとっては、部下の煮え切らない動きに
不満を募らせてしまうことも多いでしょう。
元来、人間とは変化を嫌う性格ですので、
指示が曖昧であるほど、改善するスピードは格段に遅くなります。
今日はそのような悩みをお持ちの経営者へ、原点に立ち返る「特効薬」をお届けします。
◆ステップ1・・・5W2Hに立ち返る。
例えば、「紹介営業を強化しろ」では何をどう進めればいいか、受け手は分かりません。
①紹介してくれる方はどなたでしょうか。
(お客様、取引先、社内、会社OBなど)
②①の方がいるとして、何を紹介してもらいましょうか。
(商品・サービス)
③どのように紹介してもらいましょうか。
(対面、オンライン、ツール、契約フロー)
④いつから実行しましょうか。
(半永久的にやる取り組みは広く薄くなるため、キャンペーン化し、期限や〆切を明確にする)
⑤費用はどのくらいを見込んでいきましょうか。
(ツール開発、マージンなど)
◆ステップ2・・・スケジュールを明確にする。
何かを改善・強化するときは、指示する側と受ける側でスケジュール感は違うものです。
ガントチャートを作成し、段取り・スケジュールを見える化しイメージの共有をする。
◆ステップ3・・・初期・中間・終了時に振り返りをする。
たいていの場合、やりっぱなしになりがちで、部下は消耗しがちです。
必ず反省会などの振り返りを実施し、途中ならば修正をします。
原因を部下や、環境に求めていては、一向に解決にはなりません。
コミュニケーションを解決させる「ウルトラC」のような、システムはないのです。
今一度、タイトルの「自分の指示は的確」なのだろうかと、考えてみましょう。