【3分間】「ちょっとだけ読書」~“人に迷惑をかけるな”と言ってはいけない~

本ブログでは、なかなか本を読む時間が取れない方に向けた【3分間】読書をお届け致します。移動時間、朝のコーヒータイムなどをうまく勉強の時間としてご活用して頂ければと思います。

 

さて、本日のテーマは「“人に迷惑をかけるな”と言ってはいけない」です。

(著者:坪田 信貴 SBクリエイティブ)

https://www.amazon.co.jp/dp/4815607605/

 

―――――――――――“人に迷惑をかけるな”と言ってはいけない――――――――――

「人に迷惑をかけるな」「早くしなさい」・・・子どもの頃、誰もが大人から言われたことのある言葉ではないでしょうか。本書ではこれらを「呪いの言葉」と呼んでいます。呪いの言葉が怖いのは、無意識に使われているからです。そして、そうした言葉によって、相手だけではなく、自分も縛っていることに気づかない。本書は著者が長年教育に携わり、それぞれの個性を最大限に延ばす「個別指導」を実践した経験から子供にかける言葉の重要性を説いている。

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■本書から学べる事

>やる気がなくなる言葉 ~勉強しなさい!はNG~

「勉強しなさい」は、具体的に何をしたらいいかわからない人の言葉だ。「人生、頑張れ」と言っているようなもので、何を頑張るべきかが明確になっていない。

苦手な分野の勉強をもう少し頑張りたいときに必要なのは、やみくもに頑張ることではなく、本当の課題を見つけることだ。

本当の課題がわかっていないから、頑張れないのだろう。「勉強しなさい」と言いたくなったら、まずは課題を見つけることからはじめよう。

 

>やる気がなくなる言葉 ~〇〇〇できないの?はNG~

やる気がなさそうな子に対して「やる気ないの?」と言うのはまったく意味がない。本当にやる気のない子は「自分はやる気がないんだな」と気づくだけだ。

一方で、本当はやる気があるのに、そう見えないタイプの人もいる。

そういう子に「やる気ないの?」と言うと、「頑張っているのに、何でそんなこと言われるの?」と悲しい気持ちにさせ、やる気を削ぐことになってしまう。

正解は、やる気があるように見えなかったとしても「すごいやる気あるじゃん!」と肩を叩くこと。

そうして、「なんかほめられた、じゃあちょっとやろうかな」と思ってもらえればいい。

やる気になる順番「やってみる→できるようになる→やる気になる」

鉄棒の逆上がりも、やる気があるからできるようになるわけではなく、うまくいかなくてもとにかくやってみることからはじまる。

そして練習しながら本人に成長を認識してもらい、成功したら「できたじゃん!」と一緒に喜ぶ。

このように、「できる」を積み重ねることで、鉄棒が楽しくなり、もっとうまくなりたいと思って、「やる気になる」のである。

 

■経営に活かせることは?

 「子どもの教育=部下育成」と考えると必然的にやるべきことは同じではないでしょうか。

>勉強しなさい! ←具体的にどうするのかわからない。

>やる気ないの? ←頑張っている人のやる気をなくしてしまう。

 

会社においても部下を育成することは、組織である以上、必要になる業務です。

部下は言葉一つで退化させてしまうことにもあり得ます。

“育成”が課題であれば、本人に伝えている言葉を見直すことから始めてみませんか?

 

■課題整理としてのオススメはAs is To be(アズイズトゥビー)」を活用

  
現状(AS is)とあるべき姿(To be)を明確に!

  
あるべき姿に向かうための“問題点”を明らかに!

※課題整理のワーク

 

ぜひ、ご活用ください。

以上、次回もお楽しみに!

 

宮本

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