マーケティングって何?
皆さんこんにちは。
NBC坂井です。
本日はマーケティングについてのお話です。
皆さんが自社で商品・サービスを販売する時、何を考えていますか?
商品を売る事?商品の事?
もちろん商品を売るわけですから、
こういったことはごく当たり前に考えることだと思います。
ですが同じスペックの商品は世界中探してみればたくさんあるわけで、
その中で自社を選んでもらわなければなりません。
自社の商品が売り込むことがないほど圧倒的な存在になるには
どのようにしたら良いでしょうか?
□お客様のことを考える
マーケティング思考の一つに「徹底的にお客様のことを考える」
という考え方があります。
こういう商品を作ってみたい、こうしてみたい、
という思いはあるかもしれませんが、モノを売るという事を考えたとき、
それではあまり売れません。
たとえばあなたがホームセンターの店員だった時、
お客様が「電動ドリルが欲しい。どこにありますか?」と尋ねてきました。
あなたは何と答えますか?
A:「何を作るために、どんな穴をあけたいのですか?」
B:「電動ドリルですね!角を右に曲がったところにあります!」
Bを答えた人は素早い対応をしてくれたことで、
一瞬お客様の満足度は高まるかもしれません。
しかし自宅に帰ってお客様がドリルを使ったとき、
もしかしたらドリルを購入したことで後悔をしてしまうかもしれません。
Aを答えた人は、なんでこんなこと聞いてくるんだろう?
と思われてしまうかもしれませんが、
結果としてお客様の満足度を最大限に引き出す可能性があります。
なぜならこのお客様は小さな犬小屋を作りたかったからです。
仮にお客様に対してこのヒアリングを実施し、
ドリルを買うよりも犬小屋そのものを購入したほうが安くて速い、
かつ手作り感のあるような木製の犬小屋であれば、
お客様はそのほうが喜ぶかもしれません。
答えはお客様自身が持っているのです。
□テストから始める
あなたが飲食店を経営していたとします。
夏に向けて新商品を開発。売り込みを始めます。
この時、すぐに定番メニューに入れてはいけません。
なぜならこのメニューがお客様に受け入れてもらえるかどうか、
分からないからです。
たとえば、限定20食、平日ランチ限定、のような形で小出しにし、
お客様の反応を見ながらお客様に答えを教えてもらいます。
これは立派なテストマーケティングと言えるでしょう。
このテストを実施することで、見込み客がいるかどうかが分かります。
見込み客とはただ来店してくれるお客様の事ではなく、
商品を買う準備ができているお客様のことを言います。
来店客全員を見込み客にしてしまっては、テストの意味がありません。
そしてそのテストの中で自社の強みを探します。
他にあって、自社にないもの。自社にあって他にないものを明確にし、
さらにはお客様にとって足りないものは何か?
までを明確にできると良いでしょう。
またこれらの強み弱みは社内全体で共有されるべきです。
たとえば営業は知っているが、
電話番をしていたパートの事務員さんは知らなかった。
良くある話ですが、これによってお客様からのクレームにつながることもあります。難しいことではありませんので、朝礼や終礼、ちょっとしたミーティングで取り組んでみると良いかもしれませんね。